森の窓

森の窓

vol.41

2019年09月01日

 人気取りとしての迎合主義的な意味でのポピュリュズム志向が、世界的な政治状況を覆っている様に思えます。この事は、特別に最近

 

始まった事でもないと思いますが、アジア的には中庸かな、西洋的にはリベラルなものが中途半端に映る社会になっている様に思えま

 

す。何故なのだろうとふと思い、人々が「約束の場所」を強く求めているせいなのではと考えました。その様な時代はいつも順繰り巡

 

ってくるように思えますが。

 

長谷川櫂さんの『俳句の宇宙』を紹介したいと思います。俳句の場について納得させてくれますし、俳句についての、理解が深まるこ

 

とと、丁寧な説明に教養の深さを感じます。解説を書いている、三浦雅士さんは他の2冊と共に読むように勧めていますが、取り敢え

 

ずこの一冊をお勧めします。俳句はただの文芸の一つですので、どのような「場」でも個々の自由で、ましてや、何十年も前の、桑原

 

武夫さんのように「第二芸術」と言っても、それもそうだで良いと思います。この島国の自然と日本語でないとなかなか理解しにくい

 

文芸なので、肩ひじ張って世界と渡り合うことも特にないと思います。私は、専門家でもないので、列島の自然の中で少し寂しくなる

 

ことでよいのではと思います。

 

(小形烈/記)