森の窓

森の窓

vol.20

2018年01月01日

 平成生まれの新人職員の入職が話題になったのは、ついこの間のようですが、月日は淀みなく流れます。画家ゴーギャンの作品に

 

「我々は何処から来たのか 我々は何処に行くのか 我々とは何か」という作品が有ります。私は折々にこの言葉とこの作品につい

 

て、心に思います。ホモサピエンスと言うわたしたちは、6万年前にアフリカを出発し地球の隅々まで進出しました。私たちの住む列

 

島には、2万年程前にやって来たようです。それから1万年程前からは、学校でも教わる、縄文時代です。この縄文時代の痕跡は、北海

 

道から九州まで、さまざまな場所で見つかっています。有名な遺跡は青森の「三内丸山遺跡」がありますが鹿児島にも、同じように

 

「上の原遺跡」が有ります。

 

 今日は、本の紹介ではなく、縄文時代の遺跡資料館「井戸尻考古館」を紹介させて下さい。「井戸尻考古館」は、東京や横浜からも

 

比較的近い、長野県富士見町の町営施設です。玄関を入る前に振り返ると右手に南アルプス山脈甲斐駒ケ岳、正面には富士山です。素

 

敵なロケーションの場所に有ります。資料館には、更に感動的な「神像筒型土器」が有ります。少なくとも私は感動と混迷でした。是

 

非一見をお勧めします。私たち列島人は「何か」を考えてしまいます。

 

(小形烈/記)

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