森の窓
2018年02月12日
私たちは、支援の仕事をしていますが、支援とは他者を翻訳することでもあります。解らない他者を受け取ることは困難です。解ろう
とする姿勢そしてその努力が仕事や生活の中で必要とされます。
「わかんなあィ」から最近は「いいね」になっていますが、それは自己の殻の中で籠もろうとしている言葉の意味では変わらないよう
に思えます。北朝鮮のこと、トランプ大統領のこと、どちらもある程度は解る気がします。ただそれらの姿勢や考え方は駄目だと思い
生きてきました。
明治の作家を紹介したいと思います。島崎藤村です「若菜集」は明治らしくて良いですが、今回は「夜明け前」を勧めます。列島はも
ちろん、世界は何時も夜明け前です、歴史は後人の物語りなのですから。私たちは、今日も「夜明け前」を生きているのだと感じてい
ます。
(小形烈/記)